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Jリーグ 6か月前

「原点に戻ることが一番良いかも」悩める郷家友太に刺さった庄子春男GMの言葉「僕自身そこが売り」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

「それを言われる筋合いはない」郷家友太は「そこが売り」

「前半終了間際でしたし、僕はもう思いっきり脚振ろうっていう、なんだろう、気持ちであそこにいたので。本当に気持ちで」と語る。勝ちたい、ゴールを奪いたいという執念が自然と良いポジション取りとシュートにつながったのだという。


 しっかりボールをキープしていた真瀬からボールを受けて、すぐに宮崎を見てパスをし、そこで終わらずにゴール前へ動き出してボールを呼び込み、自身のゴールにつなげる。郷家の真骨頂とも言えるハードワークを生かしたゴールがこの日も見られたのだった。

 2試合連続ゴールの郷家は、ハードワークがゴールにつながっていることについて、「僕自身そこが売りでもありますし、他の選手に負けないところではあるので、続けていくだけだと思います」と自分の持ち味を活かした形だと語る。

 そんな郷家だが、3月23日の第6節ジュビロ磐田戦から4月29日の第12節ヴァンフォーレ甲府戦までの7試合もゴールの無い期間があった。その間もチームのために献身的なプレーは見せていたのだが、ゴールが無いことへの批判もネット上で散見された。

 これに対して森山佳郎監督はアウェイ甲府戦後に郷家について触れている。

「攻める時も守る時もスプリントをさぼらずに極限まで頑張ってくれる選手です。いろいろ言われた部分もあるみたいですけど、ダイジェストに出てくるところだけを見るのじゃなくて、やっぱりチーム全体として1試合を通してボールがあるところないところ含めて、とてつもない貢献度がありますから。それ(ゴールが無いことへの批判)を言われる筋合いはない」とこうした批判に対して苦言を呈し、郷家を守った。

 そして、郷家はある人物から助言を得ていたという。

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