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Jリーグ 3週間前

少年時代の教えがいま活かされる。湘南ベルマーレの控えだった鈴木淳之介をサッカー日本代表へと導いた転換点【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

鈴木淳之介の持ち味「そのほうが可能性も広がっていく」

「出られるところで出るのが一番いいと思うので、後ろでもボランチでも、気にせずやっていきます。いろいろなポジションでプレーできるのが自分の持ち味だと思うし、そのほうが可能性も広がっていくので」

 面識がなかった遠藤とは、練習時にサッカーに関してさまざまな会話をかわした。湘南でともにプレーしたGK谷晃生、FW大橋祐紀、FW町野修斗との再会を介して、インドネシア戦への決意も新たにする。

「大橋くんたちが(湘南に)いたときは、自分はまだ下っ端の存在だったので、当時と比べて成長している、というものをちゃんと見せられるようにしたい。レベルの高い選手たちといい関係を築けているし、やれないことはないと思っているので、あとは自分のメンタルとか、そういうところで負けずにやっていきたい」

 大きな爪痕を残せば、目の前に開いた道がさらに続いていく。来夏に開催されるFIFAワールドカップ北中米大会でのメンバー入りを含めて、鈴木はA代表への定着が「現実の目標になりました」とこう続ける。

「目指すべきところはそこ(ワールドカップ)だと思っています。インドネシアとの最終戦に自分が出れば、そこでどのようなプレーをできるかが大事だと思っているので、いまはそこに集中したい」

 山口監督から「楽しんでこい」と代表活動へ送り出されたホープが、再び新たな一歩を踏み出そうとしている。

(取材・文:藤江直人)

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【了】

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