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「次のプランは考えたい」サッカー日本代表DF陣に新布陣も。遠藤航は「前線でもプレーできます」

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日本代表 遠藤航

【写真:編集部】

インドネシア代表戦で試される新たな起用方法

 サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選でインドネシア代表と対戦する。5日のオーストラリア代表戦以降、町田浩樹、渡辺剛、熊坂光希が離脱することが連日にわたって発表された。3バックはやりくりが難しい状況になり、これまでにないオプションをインドネシア代表戦で試す可能性も考えられる。

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 途中離脱した2人(町田、渡辺)の怪我の軽重は不明だが、日本代表の最終ラインはコンディションに問題を抱える選手が多い。冨安健洋は今季のアーセナルで公式戦出場がわずか1試合で代表からもしばらく遠ざかっており、谷口彰悟もアキレス腱の負傷から5月に復帰したばかり。伊藤洋輝も3月に中足骨を骨折して今季中の復帰が叶わなかった。

 1年後を見据える意味でもオプションを増やしておくことへのメリットは大きい。森保監督は「新たなチャレンジができるという部分では、ポジティブにチャレンジをできればなと思っています」と前日会見で述べている。

 最も可能性がありそうなのは、遠藤航のセンターバック起用だろう。湘南ベルマーレ、浦和レッズでは3バックの中央と右を務めており、日本代表デビューは右サイドバックだった。渡欧後はボランチが主戦場になったが、今季のリバプールでは右サイドバックでもプレーしている。

 今回は田中碧と守田英正が不在という状況で、遠藤が務めているボランチは藤田譲瑠チマと佐野海舟がオーストラリア代表戦では起用された。ブンデスリーガで出色の出来を見せる佐野と、シント=トロイデンでシーズンを通して主力を担った藤田がボランチで起用できる目処が立てば、遠藤を最終ラインで起用するオプションを試す価値もある。

 森保監督は「キャプテンは中盤もディフェンスラインも、時には前線でもプレーできます」と煙に巻くような言葉を選んだ。一方で、可能性を排除しなかった。

「そういう起用はこれまでとは違うかもしれないですけど、複数のポジションをこなせる選手たちがいる。不測の事態が起きた場合の次の手、プランは考えて試合に臨みたい」

 ワールドカップ優勝を掲げる日本代表にとっては、消化試合であっても無駄にはできない。選手の可能性を広げる起用こそが、この消化試合の使い方としては最も有意義なのではないだろうか。

(取材・文:編集部)

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【了】

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