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【写真:Getty Images】
個人の問題とチームの問題
サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選でインドネシア代表と対戦する。5日のオーストラリア代表戦で問題として露呈したのは、引いた相手をどう崩すか。シャドーで先発し、柔軟なポジショニングで打開の糸口を作ろうとしていた鎌田大地は、課題解決のヒントを挙げる。
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シャドーをスタートポジションにしながら、あるときは3バックの脇に、あるときはボランチの位置でパスを引き出した。「いつも通りですし、特に何かを変えたわけではない」というように鎌田の持ち味がある意味でよく出た試合だった。
鎌田は攻撃が停滞した理由に対して、8日の練習後に個人とチームの両方に問題があることを示唆する。「(個人の)クオリティがないとは思わないので、個人の意識の部分とチームとしての意識づけの部分」。その両方を改善していけば、オーストラリア代表戦のようにはならないという。
「今日や昨日で、そういう課題が出たところはチームとしても指摘できているので、意識づけの部分の問題かな」
すでにオーストラリア代表戦で出た課題はチームで共有されている。「ワールドカップではああいう試合にはなかなかならない」と鎌田は言うが、1年後に迫るFIFAワールドカップ26に向けてはしっかりと解消しなければいけないことに変わりはない。
「(レベルが)上に行けば行くほど、最後の部分、最後のパスの質だったり、決めきる(こと)だったり、最後守る(こと)だったり。そういう部分が僕たちだけじゃなくて世界のトップと今の自分たちを比べて、そういうところだけの差だと思う」
10日のインドネシ代表戦は、オーストラリア代表戦とはまた異なるメンバー構成になるかもしれない。それでも、チームとしての共通認識という課題をクリアできたことを証明できるような内容を見せる必要がある。
(取材・文:加藤健一)
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