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Jリーグ 2週間前

ジェフ千葉はこの悔しさから多くを学んだはずだ。呉屋大翔が明かす本音、天皇杯敗退を「重く受け止めなければ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「自分たちがJ1に昇格するためには…」

 千葉サポーターが陣取るゴール側でのPK戦。スタンドから大きな後押しを背に受けると2本目のMFエドゥアルドは失敗するも、相手の2本目を鈴木がセーブ。お互い5本目まで成功し千葉の6本目となった横山が失敗すると、熊本のMF豊田歩がきっちりと決めて試合に終止符が打たれた。

 66分に途中交代し、PK戦をベンチから見届けていた呉屋は「(最後まで出場していたら)PKは蹴りたかったですし、天皇杯は必ずリーグ戦につながる大会だと思っていたので受け止めるしかない」と胸の内を吐露した。

 これで千葉に残されたものはリーグ戦だけとなった。「自分たちがJ1に昇格するためには必ず乗り越えなければいけないタイミングだと思うので、もう一度、しっかりとチーム全員でトレーニングをすることが大事だと思っています」と呉屋は言う。

 痛い敗戦ともなったが、今後もチームを支えていく選手たちは、この悔しさから多くを学んだはずだ。そう信じたい。

 フォワードのポジション競争が繰り広げられるなか、呉屋のハイパフォーマンスは強力な補強にもなるはずだ。ここからの大暴れに期待せずにはいられない。

(取材・文:石田達也)

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【了】

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