フットボールチャンネル

Jリーグ 6か月前

「あの位置に…」小屋松知哉には手応えがあった。柏レイソルは天皇杯敗退から立ち上がる「充実している分、もっと…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「あの位置に…」小屋松知哉には手応えがあった

「アシストができたことは良かったと思います」とコメント。そして「右サイドからも人数も多く押し込めていましたが、ミツ(MF三丸拡)くんを高い位置に上げて、自分は中に入ろうとイメージした通りのポジショニングが取れましたし、そこで(古賀)太陽から良い縦パスが入り、自分のマークがWBから右センターバックの選手に代わって、マサ(渡井)も空いていたので、イメージ通りの動きで(久保)藤次郎にボールを渡せたことが良かったと思います」とアシストシーンを語った。

 これで勢いを加速させた柏は35分に右サイドをオーバーラップしてきたDF原田亘のクロスをゴール前中央に侵入してきた小屋松が右足で合わせたが、これはクロスバーを超える。決め切ることはできなかったが、逆サイド後方から侵入し、周りとの立ち位置を見ながら距離感を確かめ連動性を出していくことで生まれたシーンでもあった。

 小屋松は「あれをしっかり仕留めていかないといけません」と反省点を口にすると「ただ、あの位置に入れたところは自分の中でポジティブな部分。これを継続するのが大事だと思っています」と手応えの部分も話した。

 なおも攻める柏は45+1分にMF小泉佳穂が追加点を奪う。三丸が持ち運び、前線へと差し込んだボールを背番号8が左足ダイレクトで合わせ、2点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!