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Jリーグ 6か月前

「あの位置に…」小屋松知哉には手応えがあった。柏レイソルは天皇杯敗退から立ち上がる「充実している分、もっと…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

リカルド・ロドリゲス監督「もう少し試合をコントロールしたかった」

 後半は前半から一転し、ヴェルディが強度の高いプレスをかけてきたことで柏が押し込まれる時間が続いた。高い湿度のせいもあり体力が目減りしていく中で、ボールを奪ってから、しっかりつなぐことを意識しすぎたことで簡単に失い相手に持たれ続けてしまった。

 リカルド・ロドリゲス監督は「先制点、そして追加点を取れたところをとても評価しています。後半に関しては、ルヴァンカップの2試合のように相手も前から出てきました。そして我々も若干守備に回る展開になってしまった。そこは課題としての部分で、もう少し試合をコントロールしたかったと思います」と苦しい時間帯が続いた後半を振り返った。

 攻撃の形が作れない中で、最後まで集中し相手の攻撃を跳ね返すと93分、久保が右足アウトサイドでスルーパスをゴール前に入れると、途中出場のFW細谷真大が右足で流し込み、勝負を決める3点目を決めた。

 天皇杯では、東洋大に足元をすくわれる形となり、120分を戦っての敗戦。メンタル的、体力的にもダメージはあったが後半戦白星発進となったことは、タイトルを争う上でプラス材料となる。

 その中で、小屋松は試合前に指揮官から「この試合は絶対に勝つ」という発信があったことを教えてくれた。

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