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【写真:Getty Images】
今季初めて左サイドでプレーした中村草太
明治安田J1リーグ第20節が14日に行われ、サンフレッチェ広島は鹿島アントラーズと1-1のドローに終わった。左ウイングバック(WB)で先発した中村草太は1アシストを記録したものの、「攻撃のところももう1つ2つ、違いを見せられたら良かった」と悔やんだ。
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サンフレッチェ広島のミヒャヘル・スキッベ監督は、この試合で中村草太を左WBで起用した。4連敗時には右WBでプレーしたこともあったが、左サイドでのプレーは今季初となった。
起用の狙いについて問われたスキッべ監督は、「草太に関して言えばどこのポジションであろうと機能すると思っていますし、今日の彼のパフォーマンス、オフェンスの面でもディフェンスの面でもどちらも良かった」と満足げに振り返った。
鹿島アントラーズもこの試合で、中村と同様にスピードを武器とする松村優太を右サイドで起用し、激しいマッチアップが展開された。中村は左WBでの自身のプレーを次のように評価している。
「監督の意図は正直分からないですけど、スピード対策のところもあるのかなと思っていた。そこの1対1では相手の特徴をうまく消せていたシーンもあったので、守備だけではなく攻撃のところも、もう1つ2つ違いを見せられたら良かった」
今季はここまでリーグ戦でチームトップの5アシストを記録。この試合でも、一瞬のスピードでサイドを突破すると、中に走り込んできた東俊希に絶妙なクロスを供給し、先制点をアシストした。
前日練習でクロス練習をしていた際、「明日オレが前に入っていくから」と東に言われていたという中村は、狙い通りの形でゴールを決めた味方に感謝している。
「決めてくれたからアシストになるわけで、本当に今日は(東)俊希くんに感謝しなければいけないと思っています。それでもやっぱりチームを勝たせるプレーというか、それは得点関与のところもそうですし、それ以外のところでもチームを勝たせるプレーを、もっともっと意識して次の試合もできたらなと思っています」
リーグ後半戦の初戦、首位を走る鹿島との対戦は、怪我による1試合の欠場を除く全試合に出場している中村にとって刺激的だったようだ。
「他のチームと違う雰囲気のところが、自分でも一歩引いてしまうような圧があった。でもこういった緊迫した試合、圧迫感のある中でプレーしたいっていう2つの自分が試合中ずっといて、楽しかった部分もありますし、足が震えながらプレーしていた部分もある」
ミヒャヘル・スキッベ監督は「彼がいることはサンフレッチェにとって宝」と中村を高く評価している。絶大な信頼を寄せる中村の活躍が、頂点を目指すチームの後半戦のキーマンとなる。
(取材・文:編集部)
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