FW:グスタボ(ブラジル)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年6月25日
所属クラブ:ベガルタ仙台
2025リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト
2017シーズン以来のJリーグ復帰となったグスタボだが、加入したベガルタ仙台では満足にプレーできない状況が続いている。
グスタボは、母国ブラジルのバイーア下部組織の出身だが、プロデビューは2014年に期限付きで加入した名古屋グランパスで果たすなど、珍しいキャリアの持ち主だ。同クラブでは、まだ若手だったということもあり、あまり出場機会が多くなかったが、2017年に加入したロアッソ熊本では、J2で29試合に出場し5ゴールをマークしている。
2018年からは一度日本を離れ、母国ブラジルやベトナム、ギリシャなど、世界各国を転々とした。そんなグスタボの成績が一気に向上したのは、22/23シーズンにオーストリア2部のFCドルンビルンに移籍してからだ。後半戦からの加入でリーグ戦13試合8ゴールを記録すると、23/24シーズンは1部のアルタッハにステップアップし、同12試合6ゴールをマークしている。
欧州1部リーグでも数字を残せることを証明したグスタボは、今季から仙台へと加入。欧州での実績や、脂の乗った28歳という年齢もあり、仙台のJ1復帰へのラストピースと期待されていた。
しかし、現状グスタボに活躍のチャンスは巡ってこない。2トップで主に起用されるのはエロンと、自身と同じ移籍組の梅木翼、宮崎鴻、荒木駿太であり、今季のJ2で1試合のみの出場に留まっている。その出場時間はわずか6分であり、戦力として計算されていないという見方もできる。同選手の評価がこれから一変することはあるのだろうか。