9位:AC長野パルセイロ

【写真:Getty Images】
本拠地:長野Uスタジアム
収容可能人数:15,515人
平均入場者数:3,785人
収容率:24.4%
9位は残留争いに苦しむAC長野パルセイロとなった。
長野は、昨季の平均観客数が4,158人となり、クラブ史上最多記録を更新した。それを受け、今季クラブは年間入場者数の目標を100,000人、平均入場者数の目標を5,000人に引き上げ。また、今年1月には『集客テーマについて』と題し、テーマを「Orange with YoU」に決定したと発表。「このテーマを策定することで、これまで集客において大切にしてきたものをより明確に表現し、長野Uスタジアムへ来場される皆さまに新鮮な体験をお届けすることを目指します」(クラブ公式サイトより)と、しっかり集客面に力を注いでいる。
しかし、今季ここまでの平均入場者数は3,785人となっており、やや苦戦している。多くの集客が見込める同県の松本山雅FCとのダービーマッチが残っているとはいえ、昨季の同時期から大幅な向上が見られないのは不安だ。現在チームが降格圏ギリギリの18位に沈んでしまっていることも、多少は影響しているだろう。
長野Uスタジアムは、国内でも有数の球技専用スタジアム。その魅力は間違いなく大きい。ただ、同スタジアムを満席にするには、やはりピッチ内の成績向上は欠かせない。せっかく集客に力を入れても、J3から降格となれば、積み上げてきたものが一気に崩れ落ちてしまうだろう。