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プロクラブにとって観客動員数は単なる数字にとどまらず、クラブのブランド力やサポーターとの絆を象徴する重要な指標である。そこで今回はJ2リーグ前半戦が終了したタイミングで、全20クラブのホームゲームにおける平均観客数を集計。高い集客力を見せたクラブをランキング形式で紹介する。※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月20日時点。
10位:サガン鳥栖

【写真:Getty Images】
本拠地:駅前不動産スタジアム
収容可能人数:2万219人
今季平均入場者数:7,614人
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J1から降格し、14年ぶりに今季はJ2で戦うサガン鳥栖。2025シーズン前半戦の平均観客数が7,614人で、J2全体で10位にランクインした。J1常連としてのイメージが強いクラブにとって、観客動員の減少は無視できない現象だ。
本拠地「駅前不動産スタジアム(駅スタ)」では、2024シーズンにJ1で1試合平均9,800人を動員していたが、J2降格となった今シーズンは、大幅な減少が見られる。
J2の基準で見れば、2011シーズンの鳥栖は平均7,730人を動員していたが、13シーズンぶりの同カテゴリーで当時の水準にとどまっている点は、むしろ課題と捉えるべきかもしれない。
これまでコロナ禍を除いて1万人超の安定した動員を誇ってきた鳥栖にとって、今シーズンの数字は13年間でチームに惹かれたファンの多くがスタジアムから離れたことを示唆している。
とはいえ、鳥栖は2025シーズン前半戦を7位で折り返し、J1昇格圏を射程に捉えている。過去に安定して1万人以上を集めた実績を持つクラブだけに、成績が上向けば再び観客が戻る可能性も高い。まずはピッチ上で結果を出し続け、地元に再び希望をもたらす姿勢が求められる。
昨シーズンは残留争いの中、シーズン後半戦で1万人超を動員したホームゲームが5試合あったが、そのうち勝利はわずか1試合で、最終的に降格の憂き目を見た。今シーズンはホームでの勝利を積み重ね、観客の期待に応える姿を見せたいところだ。