9位:ヴァンフォーレ甲府

【写真:Getty Images】
本拠地:JITリサイクルインクスタジアム
収容可能人数:1万5,853人
今季平均入場者数:8,046人
ヴァンフォーレ甲府は、2025シーズン前半戦のホームゲーム1試合平均観客数が8,046人で、J2全体で9位にランクインした。ホームスタジアム「JITリサイクルインクスタジアム」は、安定した動員を維持しているクラブだ。
甲府は、昨シーズンの平均動員が8,274人、8000人超の試合は9回だった。今シーズンの8000人超は前半戦で5回となっており、昨年とほぼ同じ水準と言えるだろう。
わずかに減少した背景には、満員に近い動員となった試合が少なかった点がある。今シーズン最多は、第6節のジェフユナイテッド千葉戦で1万822人。昨シーズンは隣県に本拠を置く清水エスパルスとの試合で1万4,268人を記録していた。また、ゴールデンウィークの集客でも差が出ており、今年は徳島ヴォルティス戦で8,447人、昨年は大分トリニータ戦で1万1,366人を動員していた。
一方、ピッチ上の成績は改善傾向にある。今シーズンは前半戦を11位で折り返し、ホームでの戦績は3勝3分け3敗。1試合平均「1.33」の勝ち点を獲得している。昨シーズンのホーム平均獲得勝ち点は「1」で、着実に前進している。
ホームでの戦いぶりが向上していることは、通い続けるファンにとってもうれしい要素だ。昨シーズン後半戦は1万人超の試合が一度もなかっただけに、今シーズンは白熱した内容で後半戦も熱気に包まれたスタジアムづくりを目指したい。