7位：ベガルタ仙台

本拠地：ユアテックスタジアム仙台（キューアンドエースタジアムみやぎ ）
収容可能人数：1万9,526人
今季平均入場者数：1万723人

　ベガルタ仙台は通常「ユアテックスタジアム仙台（ユアスタ）」を本拠地としているが、昨年末から芝生張替えなどの改修工事を実施。そのため、2025シーズン前半戦は「キューアンドエースタジアムみやぎ（Qスタ）」を使用し、収容人数4万8,885人のスタンドでは1試合平均1万723人の観客を迎えた。

　昨シーズンのユアスタ開催時平均1万3,331人と比べると、2000人超の減少。「いつもの」ユアスタと比べると一定の影響があったと言えるだろう。

　両スタジアム間は車で約30分の距離だが、ユアスタは最寄り駅から徒歩4分の利便性があるのに対し、Qスタは岩切駅から約5km離れている。これにより、普段公共交通でスタジアムへ向かっていたファンのうち一部が足を運びにくくなった可能性が考えられる。

　今シーズン前半戦の最多動員は、ゴールデンウィークに開催された第13節・レノファ山口FC戦の1万5,076人。逆に最少動員は平日開催となった第11節・愛媛FC戦で7,679人にとどまり、開催日時が観客動員に大きく影響していることも浮き彫りになった。

　6月22日のヴァンフォーレ甲府戦からユアスタに戻った仙台は、早速1万5,217人の今シーズン最多動員を記録。芝生の張り替えのほか、コンコース床舗装更新や和式から洋式トイレへの変更などを行い、以前より快適な観戦環境が整った。シーズン後半戦の動員に注目だ。