ジェフユナイテッド千葉 最新ニュース

　明治安田J2リーグの第20節、ジェフユナイテッド千葉対ジュビロ磐田は0－1で千葉が敗れた。千葉はこれで公式戦6戦未勝利となり、今季最多の観客数となった試合で首位陥落。副キャプテンの田口泰士の言葉からは、悔しさと申し訳なさ、そして強い決意が滲み出ていた。（取材・文：石田達也）

両監督の言葉から見える勝負の分かれ目

【写真：Getty Images】

「首位陥落」。リーグ前半戦を首位で折り返したジェフユナイテッド千葉だったが、6位ジュビロ磐田に0－1で敗れ2位へと後退した。

　リーグ後半初戦となる大事な一戦において、白星を挙げたジョン・ハッチンソン監督は「我々の方がチャンスを作れたと思いますし、前半に関してはボールを保持しながら、ゲームをコントロールして主導権を握って試合を進めることができたと思います。ただ後半になって相手が前線に人を送り込んできたので、そこが非常に難しくなったと思っています」と語る。

　一方、黒星を喫した小林慶行監督は「ゲームの入りは良くなかったと思います。特に2センターバックが相手の2トップのプレッシャーを受けてシンプルにゴールキーパーへのバックパスがどれだけあったかというところで、それは自分たちの中では避けたいことでした。ハーフタイムに修正し、勇気を持って前進させようと。後半に関しては前にボールを入れることができたので、あの姿を前半の最初から見せたかったと感じています」と振り返った。

　前半のシュート数は千葉の1本に対し、磐田は6本。また両将の言葉からも分かる通り、この試合の分水嶺となったのは前半でのプレーだった。