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Jリーグ 6か月前

「僕の中では結構、ショックですが…」田口泰士の言葉からは決意が滲む。ジェフ千葉の敗北にどう向き合うのか【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「前半は特に…」田口泰士はどう感じていたのか

 序盤から磐田のボール保持が続き4分にはDF右サイドを松原后に侵入されゴール前にクロスを上げられるがDF鳥海晃司がクリア。7分にはセットプレーのこぼれ球をDF為田大貴がペナルティーエリア(PA)手前からシュートを放つも、GKホセ・スアレスがセーブする。17分にはサイドに展開されクロスを入れられるとFW渡邉りょうが頭で合わせたがゴール右に逸れていった。

 磐田が前線から圧力をかけ、後ろも連動し主導権を握ると、千葉はロングボールを蹴らされる場面が散見。

 すると24分、スコアが動いた。磐田の最終ラインから千葉の右サイドの裏へとロングボールを送られると、MF倍井謙がドリブルでPAに侵入。対応したDF髙橋壱晟のチャージがファール判定となりPKを献上するとMFジョルディ・クルークスに左足で流し込まれ先制点を許した。

 その後も磐田の時間は続き、32分には磐田のコーナーキックでニアへのボールをMF田口泰士がクリア。続いて、その3分後にはクルークスのクロスに体を投げ出しブロックする。

 磐田の正確なロングフィ-ドについて田口は「準備はしていましたが相手も技術がありますし、前半は特にやられてしまった」と口にした。

 波状攻撃を受けるなか、中盤でセカンドボールを回収に奮闘。パスを散らしリズムを生み出そうと腐心していた田口は「もっと自分たちから積極的にボールを奪いにいってもよかった」と話すと、後半に向けて「チームとしてアグレッシブに行こうという話をしました」とチームメイトと共有して、残り45分に臨んでいく。

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