残り45分。増す期待感と減っていく試合時間
後半頭からMF椿直起が投入されると左サイドから速い攻撃を繰り出した。落ち着きを取り戻した千葉はパスを回しでチャンスを作り、相手の背後を取る形も増える。それに加えセンターバックのDF河野貴志から椿に出る質の高いパスで好機を呼び込む。
53分には、フリーキックから田口がヘディングで狙うが、これはクリアされるも千葉にとって期待感のあるシーンが徐々に増え始める。
積極的にプレスに出たことと、相手サイドバックの背後を突くことで流れを掴み左サイドから積極的に仕掛け続けたが1点が遠い。試合終盤でも磐田陣内でセットプレーを含め多くのチャンスを得ると河野を前線に上げパワープレーで現状打開を試みる。90分、椿のクロスを河野が頭で合わせたがキーパーの正面。最後まで水際で体を張る相手守備陣の壁を崩せずタイムアップとなった。
今シーズンのホームゲーム最多となる1万6820人もの観客がスタジアムに駆け付けたビッグマッチ。千葉にとっては是が非でも勝ちたかった試合でもあった。