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2025シーズン開幕時点で、Jリーグ全60クラブに所属している選手数は1859人に上る。プロサッカー選手という特殊な職業を選んだ彼らは、我々が知らない経験を日々している。これは、Jリーガー・岡田優希がプロサッカー選手として経験してきたことを赤裸々に綴るコラムである。(文:岡田優希)
現役サッカー選手が綴る胸の内

【写真:Getty Images】
2019年に時之栖(静岡県御殿場市)で行われたJリーグ新人研修で、早稲田大学ア式蹴球部で大変お世話になった外池大亮さん(現横浜マリノス株式会社経営企画)が講師を務めてくださり、Jリーガーとして大事なこと、心得を学ぶ時間がありました。
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「これから君たちはJリーガーとして非常に狭い世界を生きていくことになる。もちろん結果を出し続け、競技力を向上させていくことが1番大事ではあるが、社会に出るという意味では色々なことに興味を持ち、様々な点を掴んでいくことも重要である。その点と点が繋がると世界が広がり、オリジナルの個性が生まれ、それが巡り巡って競技力を向上させることにもリンクしてくる」
今から6年前のことではありますが、外池さんの言葉はずっと自分の心に残っていました。
2022年の5月、株式会社カンゼン・フットボールチャンネル編集部の加藤健一さんから、代理人を通して「現役のサッカー選手でサッカー本の書評を書ける選手はいませんか?」ということでお話をいただき、これまで合計6本の書評を執筆しました。
そして2025年になったタイミングで改めて加藤さんから、「これまでの書評という枠ではなく、岡田選手のコラムという形に移行するのはどうでしょうか?」と大変有り難いオファーをいただきました。
新人研修で外池さんが言っていたことが鮮明によみがえり、即答で「ぜひお願いします。」とお伝えしました。
自分はこれまでJ1でプレーしたこともなければフル代表歴もありません。読者の皆さまに何を提供できるのか、全く自信はありませんが、現役のサッカー選手として考えていることや大事にしていることを中心に、この場をいただくことがなければ発信できなかったことなど、自分らしいものを作り上げていきたいと思っています。
記念すべき初回のコラムとして、自分のサッカー観と人生観が180°変わった、2022年に行ったドイツでの経験を綴っていきます。