「ここで行かないとダメ」決断に至った松澤海斗の思い
「人生の中でも1番成長を感じた2年半でした。プレー面はもちろんですけど、それ以外の人間としてというところも、アスリートとしてというところもたくさん学べた。本当に良い2年半だったなと思います」
そんな長崎での約2年半の日々への感謝を示すように、サポーターへの思いをプレーで表した。
「本当に愛されていたんだなというのをめちゃくちゃ感じましたし、自分自身も本当に大好きだった。今も大好きですし。本当にサッカー選手として幸せだなと思います」
相思相愛だと理解しながら、自らあえてより厳しい環境に身を置く。全てはサッカー選手としてもっともっと成長するため。
「チームが厳しい状況でこの移籍というのは申し訳ないことだとは思うんですけど、自分自身のサッカー人生のことを考えると、ここで行かないと選手としてダメだなと、決断しました」
来たるべき日のために、1年間英語の勉強も続けてきた。現在24歳。高い目標を叶えるためにはこれ以上待てない。苦しくも必要な決断だった。