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【写真:Getty Images】
最後まで集中した守備で今月初となるクリーンシートを達成
29日に行われた明治安田J1リーグ第22節の東京ヴェルディ対川崎フロンターレで、リーグ戦4試合ぶりの勝利を飾ったヴェルディ。この試合では90分を通して粘り強い守備を見せ、強敵川崎を無得点に抑えた。出場停止による1試合を除き、今季のリーグ戦全試合でスタメン出場を果たすDF谷口栄斗が勝利の裏側を語っている。
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試合の序盤はヴェルディがボールを保持して押し込んだ。そして32分、コーナーキックを獲得すると谷口がニアサイドで逸らし、ファーサイドに走り込んだ深澤大輝がゴールに押し込み、これが決勝点となった。先制後は押し込まれる時間も増えたが、チーム全体で粘り強く対応していた。
守備面では、前節の反省をしっかりと生かした。クロス対応に関して谷口は「常にコミュニケーション取ってやっていた。(今週の練習で)課題を突き詰めてやってきたので、それが出て良かったかなと思います」と、チームの改善に手応えを感じている様子だった。
チームのことを考えるあまり、ここまで自分のプレーを出せずに苦しかったと振り返る谷口は、セレッソ大阪戦後、森下仁志コーチと2人で話し合ったという。
「自分が思ってることを全部ぶつけて、消化することができたのが良かったかなと思います」
ただ、谷口は冷静にこう続ける。
「課題から逃げずに、全員が自分のベクトルを向けてやってきたと思います。けど、今日勝っただけですし、次勝たないと意味がないと思うので、継続することが大事かなと思います」
自分たちのプレースタイルを出しながら守備の改善に成功したヴェルディ。谷口の存在感と意識の高さは、今後のチームをさらに引き上げていく力となる。
(取材・文:編集部)
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