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驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー(4)着実なステップアップ! 新潟支えるスタミナ系ボランチ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 華々しいイメージのあるサッカー界だが、なかには地道なステップアップで現在の地位を手に入れた選手もいる。アマチュアクラブが集う日本フットボールリーグ(JFL)からキャリアを開始し、トップカテゴリーへと上り詰めた選手は確かに存在する。今回は、JFLからJ1クラブに到達した現役の苦労人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。

MF:宮本英治(みやもと・えいじ)

宮本
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年8月3日
デビュークラブ(当時JFL):いわきFC
J1デビュークラブ:アルビレックス新潟
現所属クラブ:アルビレックス新潟(J1)

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 1年ごとに所属カテゴリーを上げていき、J1リーグへと到達したのが宮本英治だ。対人プレーの強さや抜群の運動量で相手の長所をことごとく消してしまうアルビレックス新潟の“スタミナ系ボランチ”からは、堅実なステップアップこそが夢への近道であることを教えられる。

 国士舘大学を卒業した宮本は、2021年2月に、当時日本フットボールリーグ(JFL)所属のいわきFCへと加入する。加入初年度からリーグ戦30試合に出場して1得点4アシストをマークすると、翌2022シーズンはJ3リーグで全34試合に出場(2得点3アシスト)。さらに翌2023シーズンには戦いの舞台がJ2リーグに移り、累積警告により出場停止となった1試合を除く41試合でプレーした(3得点2アシスト)。

 まさに“出世魚”の如く、自身が立つ舞台を上へ上へと引き上げていった宮本。そのサクセスストーリーは、2024年1月の新潟への完全移籍によって満開の花を咲かせる。

 ついにトップカテゴリーに辿り着いた宮本は、2024シーズンのリーグ戦でJ2降格争いに巻き込まれたチームの中で奮闘。23試合でピッチに立ち(1得点1アシスト)、J1残留の力となった。

 宮本のキャリアに、派手なジャンプアップは存在しない。それでもJFLからキャリアを始めた男は今、J1リーグの舞台に立っている。何事も着実に、一歩ずつ。アンダーカテゴリーでプレーする多くの選手が夢見るようなキャリアロードを実現させた宮本は、驕ることなくさらなる高みを見据えてこれからも努力を積み重ねていくだろう。

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【了】

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