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プロクラブにとって観客動員数は単なる数字にとどまらず、クラブのブランド力やサポーターとの絆を象徴する重要な指標である。そこで今回はJ2リーグ前半戦が終了したタイミングで、全20クラブのホームゲームにおける平均観客数を集計。高い集客力を見せたクラブをランキング形式で紹介する。※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月20日時点。
4位:ジュビロ磐田

【写真:Getty Images】
本拠地:ヤマハスタジアム
収容可能人数:1万5,165人
今季平均入場者数:1万2,647人
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ジュビロ磐田は2025シーズンのJ2で1試合平均1万2,647人を動員し、安定した観客数を誇り、同カテゴリー全体で4位にランクインした。
開幕節の水戸ホーリーホック戦では1万1,819人、第2節のサガン鳥栖戦では9,716人と、スタートは平均を下回った。収容1万5,165人の「ヤマハスタジアム」では、空席が目立つ場面も見られた。
平均を押し上げているのが、シーズンに数回開催される「エコパスタジアム(収容5万1,697人)」での試合だ。第5節・ヴァンフォーレ甲府戦では小中学生や教職員を対象とした無料招待企画により1万5,447人を動員。さらに第19節・愛媛FC戦では昨年に続き「遠州三光祭」を開催し、先着3万人にハレ着を配布する大型企画も功を奏し、2万7,377人を記録した。
このエコパでの2試合を除いたホーム平均は1万456人。J1で戦っていた2024シーズンの同様の計算では1万2,274人であり、やはりJ1とJ2では動員に差が生じている。
今シーズン、観客数が1万人を下回ったのは4試合。中でも4月25日の大分トリニータ戦(8,753人)は平日開催の影響が大きいが、同月30日のロアッソ熊本戦(7,902人)と5月17日のいわきFC戦(9,114人)は、いずれも雨天での開催というのが動員数に響いている様子。屋根のない席が多いヤマハスタジアムでは、天候によって来場者数が明確に減少する傾向がある。
かつて黄金期を築いた磐田は、現在もJ2屈指の人気クラブであることに変わりはない。より快適な観戦環境を整えることができれば、さらなる動員増も期待できそうだ。
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