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Jリーグ 5か月前

注目度が低下…? Jリーグ、入場者数の上昇率ワーストランキング6〜10位。昨年より厳しいのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

8位:北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌の大和ハウス プレミストドーム
【写真:Getty Images】

本拠地:大和ハウスプレミストドーム
収容可能人数:3万8,794人
2024シーズン1試合平均:1万7,086人
2025シーズン1試合平均:1万5,009人
前年比:-12.2%

 昨シーズンJ1で19位に終わり、J2降格となった北海道コンサドーレ札幌は、観客動員の減少傾向に歯止めがかからない。2025シーズンは第21節終了時点で、リーグ戦の1試合平均観客数が1万5,009人。前シーズン比で12.2%の減少となった。

 J1からJ2への降格にともなう落ち込みはある程度想定内だが、2023シーズンの平均は1万6,086人で、3シーズン連続の右肩下がりが続いているのは気がかりだ。

 ホーム開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦では2万2,292人を動員し、J1復帰への期待感がスタンドを包んでいた。しかし、開幕4連敗と出遅れたことも影響したようで、第16節のカターレ富山戦の入場者数は9,417人にまで落ち込んだ。シーズン中盤を迎えても順位は10位前後と低迷しており、ファンの熱量が上がらないのも無理はない。

 ただし、ここからの巻き返しも十分にあり得る。実は、観客動員のペースはJ1で戦った昨シーズンを上回っているのだ。

 札幌は2024シーズン前半戦も成績不振に苦しみ、当時の平均動員は1万4,593人。今シーズンの1万5,009人という数字は、むしろ健闘していると見ることもできる。

 仮にここから昇格プレーオフ圏に食い込むような展開となれば、2024シーズン終盤のように観客数が再び盛り返す可能性は高い。そのためには、まずピッチ上で確実に結果を残すことが何より重要だ。

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