J1昇格を目指すジェフ千葉で「鍛え直す覚悟」
チームはスタートダッシュに成功しリーグ前半戦を11勝5分3敗、勝点38を積み上げ首位を走っていたが、後半戦は3試合無得点での3連敗スタート。順位を4位に落とし、攻撃面での立て直しが必要とされる中で、スピードと上手さを兼ね備えたストライカーに白羽の矢が立った。
小林慶行監督は「明確にセンターフォワードの選手を補強したかった」と獲得理由を述べると「点を獲るところと背後への動き出し、そこでのスピードやパワーのところです」と、フィニッシュワークへの期待を寄せる。
自分の力を必要としてくれたことを意気に感じた森は「あまり試合に出られていない中で、声をかけてもらい自分を評価してもらったことに、まず感謝したいです」と心境を語ると「今、千葉はJ2で上位にいてJ1昇格への可能性を秘めています。そこで自分が力になりたいと思いました」と、加入への決断理由を述べた。
「迷いのない決断」は、「新しい環境に身を置き鍛え直す覚悟」をもってのチャレンジであり、ゼロからの再出発で勝負を懸ける道を選んだようだ。その背景には、次のような思いがあった。