ブレイクの予感を漂わせる。「自分の長所を生かす。それを出し続けることで…」
まずはチームの戦術を体に叩き込み、指揮官の信頼を勝ち取ることが最優先事項でもある。「インテンシティー、そしてテンション高くトレーニングをしていますし、良い雰囲気で取り組めています」と話す。
合流してから、まだ日も浅く本領を発揮するには至ってないが着々とフィット感を高めて連係面を向上させているなか、森の活躍に太鼓判を押すのがMF椿直起だ。
「僕はアカデミーの年代から彼とやったことがありますし、世代別の代表でも一緒だったこともあるので特徴は分かっています。プロに入って体格も増したし、ポストプレーや裏抜けなど全部できると思いますし、何より彼の武器はミドルシュートだと思うので、そこは本当に期待できると思っています」
千葉のベースである前線からの守備はもちろん、自分の長所を存分に生かしたアグレッシブなプレーをピッチで表現するためにも、「俺にボールを預ければ点が獲れるというイメージ付けを、みんなにしたい。あとは自分の長所を生かす。それを出し続けることで、チームからの信頼も得られると思うし、ボールが入ってくる回数も増えると思うのでピッチで示し続けたいと思います」と頷いた。
鋭い眼差しで前を向く背番号39は、ブレイクの予感を漂わせる。「自分が、ここに来た意味を証明したいですし、自分のゴールでチームを勝たせること、J1昇格を達成できるように全力でプレーします」と意気込む森からは強い矜持が溢れ出ている。
(取材・文:石田達也)
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