4位:田中和樹(たなか・かずき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年4月18日(26歳)
所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉
市場価値:70万ユーロ(約1億1200万円)
今季リーグ成績:21試合3得点2アシスト
今季好調のジェフユナイテッド千葉のサイドを支える田中和樹が、J2リーグ日本人選手市場価値ランキング4位にランクインした。
法政大学から京都サンガF.C.に加入した田中は、プロ初年度を公式戦11試合のみの出場で終え、翌年に出場機会を求め千葉へ期限付き移籍する。そこで主力として活躍し、2024年には同クラブへの完全移籍を決める。正式に千葉の一員となった昨季はJ2で9アシストをマークし、同リーグのアシストランキング2位タイにランクインした。
昨季の結果もあり、千葉の背番号「7」は、今季J2で最も注目されるサイドハーフの一人となった。その田中は、今季J2第4節・北海道コンサドーレ札幌戦で自分の長所を証明した。
まず、試合開始11分にゴールで見せつける。左サイドの崩しからのスルーパスに対して、中央で待っていた田中が相手の高いディフェンスラインから上手く抜け出し、冷静にフィニッシュした。
続く32分には、右サイドでのビルドアップから、一瞬で相手の背後を取ってゴール前に侵入し、丁寧なパスでチームの2点目をアシストをマーク。大活躍を収めたこの試合は、まさに田中の真骨頂だった。
そんな田中の市場価値は、京都在籍時10万ユーロ(約1600万円)にとどまっていたが、現在は、千葉加入時の7倍となる70万ユーロ(約1億1200万円)まで成長している。