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Jリーグ 5か月前

最も高額なのは? J2リーグ日本人選手、最新市場価値ランキング6〜10位。要チェックのサムライたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

7位:高嶺朋樹(たかみね・ともき)

北海道コンサドーレ札幌の高嶺朋樹
【写真:Getty Images】

所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌
生年月日:1997年12月29日(27歳)
市場価値:65万ユーロ(約1億400万円)
今季リーグ成績:22試合4得点1アシスト

 中盤での守備的な仕事を黙々とこなし、チームに安定感をもたらす高嶺朋樹は、北海道コンサドーレ札幌に不可欠な存在だ。プレーエリアの広さと強度の高さが持ち味で、攻守の切り替えが激しい現代サッカーにおいて、彼のような「守備型ハイブリッドMF」の存在は非常に貴重である。フィジカルの強さに加え、戦術理解度も高く、監督からの信頼も厚い。

 ポジショニングの妙も高嶺の武器であり、相手のビルドアップの中継点を遮断し、そこから攻撃へつなげる展開力も兼ね備える。また、2024年夏にはベルギーへ渡り、約半年間欧州でプレーするなど、J2の選手としては稀な経験値を備えている点も魅力だ。。

 そんな高嶺の市場価値は、プロ1年目を終えた2021年1月時点で35万ユーロ(約5600万円)だったが、出場機会の増加とともに年々上昇。2023年には、75万ユーロ(約1億2000万円)まで上がった。その後は徐々に減少しているものの、65万ユーロ(約1億400万円)と、J2所属選手として高い水準をキープしている。

 札幌において彼がピッチに立つか否かでチームの安定感は大きく異なる。守備職人が評価を得るようになったのは、チーム戦術の成熟とともに彼自身の成長も反映している。今後はリーダーシップ面でも期待される存在だ。

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