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スタジアムの持つパワーは単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、収容人数、アクセス、座席の多様さ、チケット価格(大人・一般のみ)、所在地人口の5つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブのスタジアムはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
1位:北海道コンサドーレ札幌(241)

【写真:Getty Images】
本拠地:大和ハウス プレミストドーム
収容人数:3万8,794人(9位)
最寄り駅からの距離:0.5km(5位)
座席種類数:20(9位)
最安チケット価格:2,500円(37位)
所在地人口:196万4,894人(4位)
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Jリーグ全60クラブで最強のパワーを持つ本拠地は、北海道コンサドーレ札幌の「大和ハウス プレミストドーム(プレド)」だ。各項目が上位に位置しており、2位以下に大差をつけている。
プレド最大の強みは、札幌市という人口196万人の大都市にありながら、駅近という点だ。最寄りの福住駅は札幌中心地からやや離れていることを付け加える必要はあるが、公共交通機関での来場には困らない。
また、座席のバリエーションも豊富。Jリーグで唯一のドーム型スタジアムである構造を活かし、3階コンコースにはテーブル付きの「スカイボックスシート」などが設置されており、他スタジアムでは得難い観戦体験を提供している。これはまさにJ2屈指の“観客に優しい”スタジアムといえるだろう。
かつてはプロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地としても使用され、コンサートなどの大型イベントにも対応可能な設計。収容人数は3万8,794人で全体の9位。満席になることは稀だが、2025シーズンの1試合平均入場者数は1万4,106人と、J2では安定した集客力を誇る。
最安チケット価格は自由席の2,500円で39位と中位だが、スタジアムの質とクラブの人気を加味すれば、妥当な水準といえる。
現状はJ2で苦戦が続くものの、スタジアムが持つ地力は間違いなくトップクラス。成績が上向けば、この“スタジアムパワー”がクラブをさらに押し上げる原動力となるはずだ。
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【了】