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今や20歳以下の若手選手に、高額な移籍金が支払われるケースは珍しくない。では、日本において最も高額な移籍金が支払われたのは誰なのか。今回は20歳以下の日本人選手に支払われた、歴代移籍金ランキングを紹介する。※スタッツや移籍情報はデータサイト『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトの表示に準拠する。
5位:鎌田大地(かまだ・だいち)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
移籍日:2017年7月1日(当時20歳)
移籍元:サガン鳥栖
移籍先:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
移籍金:160万ユーロ(約2億5600万円)
ランキングトップ5に滑り込んだのは日本代表MF鎌田大地だ。Jリーグからダイレクトでの欧州5大リーグへのステップアップとなった2017年の移籍が、彼を上位に導いている。
現在28歳の鎌田は東山高校を経て、2015年にサガン鳥栖に加入。ルーキーイヤーからリーグ戦21試合に出場するなどJ1の舞台で経験を重ね、2年目の2016シーズンは、リーグ戦28試合に出場して7ゴールを奪った。
その得点力とテクニックは高く評価され、鳥栖在籍3年目の2017年6月にアイントラハト・フランクフルトへ完全移籍することが発表された。この時、20歳だった同選手の市場価値は75万ユーロ(約1.2億円)だったが、フランクフルトから、160万ユーロ(約2億5600万円)の移籍金が支払われている。5大リーグへの移籍で発生した移籍金としては控え目に見えるかもしれないが、これは20歳以下の若手日本人選手の移籍のなかではかなり高額な部類である。
フランクフルト加入当初は出場機会の確保に苦しんだ鎌田だったが、シント=トロイデン(ベルギー)への武者修行を経て臨んだ2019/20シーズンは、リーグ戦28試合に出場と、コンスタントに出場機会を得た。
その後もフランクフルトで主力として攻撃を牽引し、2021/22シーズンにはUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝の原動力に。世界にその名を轟かせた鎌田は2023年の夏の移籍市場ではラツィオ、昨夏にはクリスタル・パレスと欧州屈指のリーグを渡り歩いている。
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