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Jリーグ 4か月前

今夏の移籍がおすすめ? J2リーグ、出場機会に飢える若者5人。成長できずに苦しむ男たち

MF:岩井琢朗(いわい・たくろう)

ジェフユナイテッド千葉の岩井琢朗
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年11月27日
現所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉
2025リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト

 J1昇格争いの中心であるジェフユナイテッド千葉において、主力の座を射止められていないのが岩井琢朗だ。

 順天堂大学在籍時の2024シーズンに特別指定選手としてチームに登録された22歳の岩井は、まだプロキャリアを歩み始めたばかり。その点を踏まえれば、現時点で出場機会が多くないのは致し方ないことなのかもしれない。

 2025シーズンの明治安田J2リーグでは11試合でピッチに立っているものの、先発は1試合のみ。後半終盤の途中投入がほとんどで、アピールするには些か時間が足りない状況が続いている。

 最も、岩井は大きな成功を掴む可能性を秘めていることを証明済みだ。今年2月に開催されたちばぎんカップでは、クロスバー直撃のシュートを放つなど印象的なプレーを連発。最も印象に残った選手に贈られるMIP賞を受賞したことからも分かるように、能力に疑いの余地はない。

 この大卒ルーキーの才能を伸ばすには、継続的な出場機会が必須だ。J1昇格争いの最中で若手を起用する余裕がないのであれば、千葉は他クラブへの武者修行を検討すべきではないだろうか。

 主力として常時ピッチに立つ経験は、数十分間の途中出場よりも多くのものを得られるはずだ。今夏、岩井は自身のキャリアの今後を占う大きな選択をする必要があるように思える。

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