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Jリーグ 4か月前

「勝手な判断ですけど…」後藤雅明はV・ファーレン長崎のために動いた。「くそみたいな前半戦」から変わったもの【コラム】

シリーズ:コラム text by 椎葉洋平 photo by Getty Images

転機となった試合、監督交代…。反転攻勢へ後藤雅明はゴールマウスを守り続ける

「シュートを止めるところだったり、パスを配給するところだったり、自分自身がもっとできるというのは1番感じている」

「失点をビッグセーブに変えることを今まで僕はやってきた。それを出し切れていないから不完全燃焼感がある」

 そんななか、どうにかチームの現状を変えようという姿勢が表れた試合が第15節・山形戦だった。退場者を出しながらも1点を追って後半アディショナルタイムに攻勢をかけると、CKの場面で後藤もゴール前へと上がる。1度跳ね返されたあとも帰陣せず、リスクを承知で得点のみを目指し続けた。

「僕の勝手な判断ですけど、必ず1点を取って、最低限勝ち点1を拾うという(狙い)」

 その執念が直後のPK獲得につながり、勝ち点1を得ることに成功した。

 ただ、クラブは3-3で引き分けた第19節・RB大宮アルディージャ戦を最後に、監督交代を決断。高木琢也監督のもと再始動したチームはスタメン数人が入れ替わったが、後藤は変わらずゴールマウスを守り続けている。

 自分自身の前半戦を「本当にくそみたいな前半戦、不甲斐ない前半戦を過ごしたと思っている」と厳しく振り返り、「監督が代わったというのを機に、より自分のプレーをどんどん出して、よりチームが勝つ確率を上げていきたい」と反転攻勢を期している。

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