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Jリーグ 4か月前

一体なぜ!? J1で主力だったのにJ2に移籍した選手5人。みんな驚き!? その理由は様々

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:翁長聖(おなが・ひじり)


【写真:Getty Images】

生年月日:1995年2月23日(30歳)
移籍先:東京ヴェルディ→V・ファーレン長崎
移籍前J1リーグ成績:24試合1ゴール0アシスト

 今季のJ1で全試合に出場している主力選手がJ2へ。衝撃的なニュースに驚いたファン・サポーターは少なくないはずだ。

 現在30歳の翁長聖はV・ファーレン長崎でプロデビューを果たした。長崎では在籍3年間で公式戦100試合以上に出場している。

 2020年に大宮アルディージャ(現在のRB大宮アルディージャ)、2022年にFC町田ゼルビアへ完全移籍加入し、いずれのクラブでも定位置を確保してコンスタントに出場機会を得ている。

 盤石なキャリアを歩んできた同選手は、昨季に東京ヴェルディに個人昇格。リーグ戦37試合に出場して4ゴールを記録するなど、チームがJ1昇格1年目ながら6位と躍進する原動力となった。

 今季もここまでリーグ戦全24試合に出場していたなかで、古巣である長崎に完全移籍することが、7月22日に発表された。

 この時期におけるJ1からJ2への移籍は、出場機会確保を理由としたケースが多いが、翁長の場合はJ1クラブの「主力中の主力」。J2クラブによる衝撃的な引き抜き移籍となった。

 そんな翁長は古巣復帰に際し、長崎の公式サイトを通じてこう話す。

「再び長崎のユニホームを着て戦えることを嬉しく思います。長崎というクラブのビジョンに魅力を感じ、心を動かされ、このチームと共にキャリアを進めたいと思い、再び戻ってきました!」

 新たなスタジアムが完成し、J1昇格に向け積極的に動いている長崎の熱意に共感したことが大きいようだ。

 長崎は今季、翁長だけでなく昨季のJ1王者・ヴィッセル神戸から山口蛍を獲得。大胆な補強で話題になったが、いざ蓋を開けてみると、監督交代を経て、現在はリーグ8位と昇格プレーオフ圏外となっている。

 かつて長崎でJ1の舞台を経験している翁長は、チームの閉塞感を打ち砕く起爆剤として期待されている。

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