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Jリーグ 4か月前

史上最高額は誰!? J2移籍金ランキング6~10位。高額? 格安? 高額移籍が成功したのは?

シリーズ:J2移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:マーク・ミリガン(オーストラリア)


【写真:Getty Images】

生年月日:1985年8月4日
移籍日:2010年1月1日(当時24歳)
移籍元:上海申花(中国)
移籍先:ジェフユナイテッド千葉
移籍金:86万ユーロ(約1億3760万円)

 オリジナル10の一角であるジェフユナイテッド千葉は、2009シーズンのJ1で最下位に沈み、クラブ史上初となる2部降格を経験した。

 1年での復帰を目指す中、勝負の補強として迎えられたのが、オーストラリア代表DFマーク・ミリガンだった。

 2006年にA代表デビューを果たしたミリガンは、2009年に中国の上海申花に加入。その翌年、86万ユーロ(約1億3760万円)の移籍金で千葉に加わった。

 国際経験豊富な守備者の獲得は、J2降格直後の千葉にとって、再建への本気度を示すものだった。

 本職はセンターバックながら、サイドバックやボランチもこなせるマルチプレーヤー。身長178cmと体格では突出しないが、闘志あふれるプレーで球際に強く、守備陣に安定感をもたらした。

 また、リーダーシップにも優れ、闘志が裏目に出てカードを受ける場面も見られたが、存在感は際立っていた。

 なかでも注目を集めたのが、“ミリガン砲”と呼ばれたロングスロー。敵陣深くでスローインを得るたび、スタンドには大きな期待が走った。

 2011年4月のFC東京戦では、自らのスローインからアーロイのヘディング弾を演出し、アシストを記録している。

 J1復帰は果たせなかったが、ミリガンは2年半にわたって千葉に在籍。J2通算53試合に出場し、攻守両面でチームを支え続けた。

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