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Jリーグ 4か月前

J2から個人昇格も…。J1でほぼ使われなかった選手5人。移籍先でアピールの機会を与えられなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:知念哲矢(ちねん・てつや)

浦和レッズの知念哲矢
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年11月8日
移籍先:FC琉球→浦和レッズ
移籍後リーグ戦成績:通算9試合1得点0アシスト

 知念哲矢は、2021シーズン中に右脛骨高原骨折で全治約4カ月の重傷を負い後半戦を棒に振りながらも、翌年1月に浦和レッズへ完全移籍で加入した。

 それだけフロント陣からの期待は高かったはずだが、浦和では出場機会を確保することができなかった。

 近畿大学で最終ラインを支える絶対的なセンターバック(CB)だった知念は、2020シーズンよりFC琉球に加入。プロデビュー年はJ2リーグで11試合の出場にとどまったものの、翌2021シーズンは27試合に出場。右脛骨高原骨折で戦線を離脱するまで、先発出場を続けていた。

 そしてシーズン終了後、知念の浦和への移籍が決定する。

 しかし、いざ浦和に加入してみると、アレクサンダー・ショルツと岩波拓也の2CBに割って入ることができず。2022シーズンはJ1・9試合の出場に終わり、翌2023シーズンに至ってはリーグ戦出場の機会が最後まで訪れなかった。

 2023シーズン限りで浦和を退団した後も、知念はベガルタ仙台、大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ ※期限付き移籍)で主力の座を掴めず、現在は水戸ホーリーホックに期限付き移籍中だ。

 水戸は2025シーズンのJ2で首位に立つなど旋風を巻き起こしているが、知念はリーグ戦出場がわずか6試合とアピールの機会を失っている。

 浦和行きで狂ってしまったキャリアの歯車を正常な状態に戻すには、まだ少し時間がかかるかもしれない。

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