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明治安田Jリーグは後半戦に突入している。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJリーグ全60クラブの今季の1試合平均観客動員数を集計し、昨季からの上昇率を計算。ワーストランキングとして、上昇率が低いクラブを紹介する。※データは6月30日時点。
3位:サガン鳥栖

【写真:Getty Images】
本拠地:駅前不動産スタジアム
収容可能人数:2万219人
2024シーズン1試合平均:9,800人
2025シーズン1試合平均:7,620人
前年比:-22.2%
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サガン鳥栖の2025シーズン平均観客数は7,620人となり、前年から22.2%の減少。J2全体でも大きな下落幅を記録した。
2024シーズンにJ1最下位でJ2降格となった影響が、観客動員にも色濃く表れている。開幕戦のベガルタ仙台戦では1万1,610人を集め、J1復帰への期待がうかがえたが、開幕から3連敗とつまずき、スタンドの熱気は一気に冷え込んだ印象だ。
その後もJ1時代のような注目度は戻らず、第13節のジェフユナイテッド千葉戦ではタオルマフラー配布などのゴールデンウィーク企画で今シーズン最多の1万3,693人を集めたものの、人気クラブとの対戦以外で1万人を超える試合は難しい状況だ。
鳥栖は2023シーズン、J1で1試合平均1万231人を記録。2024シーズンの9,800人は、2012年のJ1昇格以降でコロナ禍を除けばワーストとなった。J2降格後の今シーズンは、その水準からさらに2割減という厳しい現実に直面している。
それでも、ホームでの戦績は決して悪くない。第21節終了時点で6勝3分け3敗。現在の順位は7位で、昇格プレーオフ圏も射程圏内にある。
このまま上位争いを続けられれば、シーズン後半にかけて再び観客が戻る可能性は十分にある。ピッチ上での巻き返しが、スタンドにも波及するかが注目される。
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