フットボールチャンネル

Jリーグ 4か月前

やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の5人。2部で“無双”状態の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:倍井謙(ますい・けん)

倍井謙
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年4月4日(24歳)
移籍先:名古屋グランパス→ジュビロ磐田
今季J2リーグ成績:24試合5ゴール1アシスト

 倍井謙は、名古屋グランパスから期限付き移籍でジュビロ磐田に加入し、自身の持ち味をさらに磨いている。

 名古屋の育成組織で育った倍井は、関西学院大学を経て、2023年に名古屋に戻ってプロキャリアを始めた。プロ2年目となる2024シーズンはJ1で25試合に出場し、一定の存在感を示した。

 しかし、シーズン後半は出場機会が減少。さらなる成長を求めて、2025シーズンはJ2の磐田へと武者修行に出ている。

 すると、移籍後すぐに結果を残す。J2デビューから2試合連続ゴールと鮮烈なスタートを切り、5月のリーグ第14節・北海道コンサドーレ札幌戦では2得点1アシストと圧巻のパフォーマンスを披露した。

 札幌戦の直前まで、磐田はリーグ6試合連続未勝利という苦しい状況にあったが、倍井の活躍が流れを変え、勝利を呼び込んだ。

 名古屋時代から高く評価されてきた鋭いドリブルに加え、磐田ではゴール前に絡むプレーが増加している。

 右サイドからのクロスに中央へ飛び込む動きなど、より直接的に得点に関与するシーンが目立つようになった。相手守備陣にとっては、対応の難しい脅威となっている。

 札幌戦を機に、チームは8試合負けなしと好調を維持していたが、6月末から再び調子を落としている。J1昇格を目指すうえで、ここからが正念場だ。

 倍井自身にとっても、こうした苦しい局面を乗り越えることがさらなる飛躍につながる。チームを上位へと導くキーマンとして、シーズン後半戦での活躍に大きな期待が懸かる。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!