MF:土屋巧(つちや・たくみ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年10月25日(21歳)
移籍先:柏レイソル→ヴァンフォーレ甲府
今季J2リーグ成績:23試合1ゴール0アシスト
土屋巧は、高校卒業後に柏レイソルへ加入し、プロキャリアをスタートさせた。
1・2年目は主にDF、3年目は守備的MFとしてプレーしていたが、4年目となる2025シーズンはさらなる出場機会を求めてヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍で加入している。
対人の強さと球際でのアグレッシブな守備を武器とする土屋は、甲府の3バックの一角として定位置を確保。ここまでリーグ戦24試合中23試合にフル出場し、プレータイムは2070分に到達している。
これは、柏で過ごした3シーズン合計(J1通算2197分)に迫る勢いで、甲府での充実ぶりがうかがえる。
第5節・藤枝MYFC戦では、コーナーキックの混戦を押し込んでプロ初ゴールも記録した。
クラブの公式YouTubeチャンネルでのインタビューでは、「好きな選手」「センスがあると思う選手」「ライバル」「影響を受けた選手」の全てに遠藤航の名前を挙げており、サッカー日本代表主将を目標に据える強い思いがうかがえる。
『jleague.com』によると、土屋は今シーズンJ2リーグで空中戦デュエル勝利数が80回を数え、リーグ全体で7位につけている。
身長180cmと突出したサイズではないものの、タイミングと強さを兼ね備えた空中戦でも存在感を発揮している。
チームは現在J2で11位。昇格プレーオフ圏を目指すには巻き返しが必要だが、失点数はリーグ6位タイの少なさで、守備陣を支える土屋の貢献は大きい。
このまま安定したパフォーマンスを続ければ、さらなる飛躍も見えてくるだろう。