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北海道コンサドーレ札幌の深井一希は膝のコンディション不良で4月のRB大宮アルディージャ戦の出場から欠場が続いていたが、8月3日、札幌大学とのトレーニングゲームで約30分間プレーするなど、順調に状態を上げてきている。両膝で計12度の手術も経験する不屈の男は今、サッカーができる喜びを噛みしめているようだ。(取材・文:黒川広人)
約3か月ぶりに対外試合に復帰した深井一希が見据えるのは
【写真:編集部】
「楽しかったです」
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サガン鳥栖との一戦に勝利した翌日、30度を超える炎天下で行われたトレーニングゲームで実戦復帰した赤黒の8番がニヤリと笑った。
止めて蹴る質の高さ、球際でのボール奪取、ワンタッチパスでのリズム形成。深井一希がピッチに戻り、当たり前のようにプレーしている姿に驚かされるのは、果たして何度目のことだろうか。
「対外試合は約3ヶ月ぶりだと思いますし、守備のところはガッツリいかず、コントロールしましたが、自分でも思ったよりできましたね。とりあえず予定していた30分間に出られたのでよかったです」
前日の鳥栖戦。北海道コンサドーレ札幌は苦しみながらも1-0で勝利した。だが、攻撃面ではまだまだ改善の余地がある内容だっただけに、深井がこのタイミングで戻ってきた意味は大きい。
「人と人を上手く繋げるのが僕の役割でもあるので。自分が入ったら、テンポを良くしたいと思っています。昨日の鳥栖戦も、攻撃の時に裏に蹴るシーンが多かったので。そこで自分が顔を出して、間につけながらやれたらもっと良くなるのをイメージしながら見ていました。自分が貢献できるイメージは常にあります」
今年度の札幌の強化費はJ2でも指折りの予算とも言われ、J1昇格が必達目標の中、チームはここまで10勝4分10敗で10位。深井個人としてはここまでリーグ戦の出場は2試合に留まっている。