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2025シーズンの明治安田Jリーグでは7月7日~8月20日にかけて第2登録期間が設置され、各クラブが即戦力の確保に勤しんでいる。Jリーグの歴史を紐解いてみると、この時期の移籍市場で新たにチームへ加わった選手が窮地を救ったケースが散見される。今回は、シーズン途中の加入ながら大きな存在感を示したJリーガーを紹介する。
FW:ラファエル・エリアス

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年12月4日
移籍先:クルゼイロEC(ブラジル)→京都サンガF.C.
移籍日:2024年6月24日
移籍後リーグ戦成績:15試合11得点1アシスト
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近年の“夏の移籍市場”における当たり補強といえば、ラファエル・エリアスを思い浮かべる人は決して少なくないはずだ。
京都サンガF.C.が「エリアス以前」と「エリアス以後」で全く異なるチームに変貌したことからも、このブラジル人アタッカーがいかに圧倒的な存在感を誇っているかが窺い知れる。
2024シーズン前半戦の京都は、J2降格の最有力候補に見えた。明治安田J1リーグ第15節終了時点で最下位に低迷し、浮上のきっかけを見出せるような状態ではなかった。
だが、同年6月に大熊清氏がゼネラルマネージャー(GM)に就任し、夏に大型補強を敢行したことで状況が変わる。なかでも、エリアスの到来は大熊GM最大の功績とも言える。
7月14日のJ1第23節・浦和レッズ戦(△ 0-0)で加入後初出場を果たして“慣らし運転”を行ったエリアスは、その後一気に得点力が爆発した。
Jリーグ史上最速記録となる加入後10試合で10得点に到達すると、最終的に15試合で11得点1アシストをマークし、京都の14位フィニッシュおよびクラブ史上初の3年連続J1残留に大きく貢献した。
個人能力でゴールをこじ開けてしまうエリアスの加入が、京都の攻撃力を飛躍的に高めたのは言うまでもないだろう。これほどまでに1人の力がチームに大きな影響を与えたケースは、Jリーグの歴史の中でもそう多くはない。
エリアスの破壊力は2025シーズンも持続しており、ここまでリーグ戦17試合で8得点4アシストを記録している。
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