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優秀な選手を雇うには、それに見合う報酬が必要だ。その意味で、人件費は、クラブの野心や戦略を映す指標とも言えるだろう。今回は2024年度決算から「トップチーム人件費」の項目をランキング化。2025シーズンのJ2クラブで選手のサラリーに多額の予算を投じているクラブを紹介する。
10位:大分トリニータ
2024年度トップチーム人件費:5億4800万円
2024シーズン順位:16位
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大分トリニータは、2024年度決算におけるトップチーム人件費が5億4800万円を計上しており、現在J2のクラブの中で10位となった。
しかし、クラブ経営は2期連続で黒字を達成しているものの、ピッチ上の成果は振るわなかった。
2021シーズンにはJ1で18位となり、J2へ降格。この年の人件費は12億5100万円と高水準だったが、その後は年々縮小傾向にあり、2024年度には半分以下の規模となった。
とはいえ、J2全体で見れば中位の水準であり、本来であればプレーオフ進出圏内を目指せる陣容を維持していた。
しかし、2024シーズンのチームは低迷し、一時は残留争いにも巻き込まれる厳しいシーズンだった。
2025シーズンに向けては、保田堅心や弓場将輝といった主力が移籍した一方、清武弘嗣が16年ぶりに復帰。さらに、榊原彗悟、有馬幸太郎らの加入により、戦力の再編を図った。
2024年度の株主総会に際し、小澤正風代表取締役社長はクラブ公式サイトで次のようにコメントした。
「前年と同様のトップチーム人件費を確保しつつ、有望な若手選手が多く入団してくれました」
「昨年の悔しさを忘れることなく、まずは1桁順位、プレーオフ進出、そしてその先のJ1昇格を目指して戦って参ります」
「昨年の課題だったメディカル部門や強化部の人員増強に努めると共に、育成型クラブの再構築を図るべくアカデミースタッフも大幅に増員し、組織体制の強化に向けた投資も行っております」
2025シーズンの大分は、J2第24節終了時点で14位。ここ7試合勝ち星がなく、調子を落としている。早期復調で目標達成へ望みをつなぎたい。
