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Jリーグ 4か月前

最も払っているのは? J2クラブ高額人件費ランキング1~5位。充実した戦力を持つ2部のチームは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 優秀な選手を雇うには、それに見合う報酬が必要だ。その意味で、人件費は、クラブの野心や戦略を映す指標とも言えるだろう。今回は2024年度決算から「トップチーム人件費」の項目をランキング化。2025シーズンのJ2クラブで選手のサラリーに多額の予算を投じているクラブを紹介する。

5位:徳島ヴォルティス

徳島ヴォルティス
【写真:Getty Images】

2024年度トップチーム人件費:10億100万円
2024シーズン順位:8位

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 徳島ヴォルティスは、2024年度のトップチーム人件費に10億100万円を投じた。この数字は、クラブの規模やこれまでの昇降格の歴史を考慮すれば、J2クラブとしては積極的な投資と評価できる水準だ。

 2023シーズンの徳島は、チーム人件費9億8400万円でJ2最終順位は15位と、期待外れのシーズンとなった。

 そこから規模を縮小するのではなく、むしろ人件費は微増にとどめながら、2024シーズンは8位まで順位を上げた。

 人件費規模ではJ2全体でトップ5に入るだけに、さらなる上位進出が期待されるが、前年からの成長という点では一定の評価ができる。

 2024年度の決算で特に目立つ数字としては、移籍補償金等収入に7億1100万円が計上されている点だ。この大部分は、DFカカのコリンチャンス移籍によって発生したものとみられ、クラブの財政に大きなプラスをもたらしている。

 2024年から2025年にかけての陣容を見ると、柿谷曜一朗の現役引退やチアゴ・アウベスの契約満了などがあった一方で、重廣卓也、ルーカス・バルセロス、ジョアン・ヴィクトルらが加入し、抜けた穴をしっかりと補っている。

 現在、チームはJ2で5位につけており、昇格プレーオフ圏内をキープしている。自動昇格を狙うべき戦力とは言い難いが、限られたリソースの中で効果的な補強を進め、昇格を見据えた堅実なチーム作りを進めている。

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