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Jリーグ 4か月前

最も払っているのは? J2クラブ高額人件費ランキング1~5位。充実した戦力を持つ2部のチームは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:サガン鳥栖

サガン鳥栖
【写真:Getty Images】

2024年度トップチーム人件費:10億810万円
2024シーズン順位:20位(J1)

 サガン鳥栖は、2024年度に10億810万円のトップチーム人件費を計上した。この金額は、2024シーズンのJ1全体で19番目にあたる水準であり、最下位での降格という結果も致し方なかったか。

 2012年にJ1昇格を果たして以来、鳥栖は長くJ1の舞台に定着してきた。初年度の2012シーズンは、6億1000万円の人件費で5位という快進撃を見せ、低予算でも結果を残せるクラブとして注目された。

 当時のJ1は、人件費平均が14億700万円。2024年度は20億8600万円で現在とは規模が異なるものの、鳥栖はコストを抑えながら粘り強く戦ってきた。

 しかし、2024シーズンはついに力尽き、J2へ降格。それでも経営面では明るい兆しもある。3期連続の黒字化により、5期ぶりに債務超過を解消した。

 一定の戦力ダウンが避けられなかったが、大規模なコストカットは行わず、1年でのJ1復帰を目指して勝負に出ている。

 一方で、この夏には補強の不手際もあった。6月に加入したガーナ人FWマイケル・クアルクは、国際サッカー連盟(FIFA)の規定に抵触して鳥栖で公式戦に出場できないことが発覚。8月4日に契約解除が発表された。

 これにともなう費用がどのようになっているかは不明だが、名古屋グランパスではFWレレが同様のケースで出場できていないことを考慮すれば、事前にもっと慎重になれたかもしれない。

 いずれにしても、鳥栖の規模でJ1復帰を成し遂げるには、リスクを背負う必要がある。J2に定着してからでは手遅れになりかねない。そんな危機感を抱きながら、早期のJ1復帰を目指している。

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