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Jリーグ 4か月前

最も払っているのは? J2クラブ高額人件費ランキング1~5位。充実した戦力を持つ2部のチームは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:ジュビロ磐田

収容率 ジュビロ磐田 ヤマハスタジアム
【写真:Getty Images】

2024年度トップチーム人件費:19億4800万円
2024シーズン順位:18位(J1)

 ジュビロ磐田は、2024年度に19億4800万円のトップチーム人件費を計上し、現在J2に所属するクラブとしては2番目に高い額を記録した。

 1990年代から2000年代前半にかけて黄金期を築いた磐田だが、近年は昇格と降格を繰り返し、安定した成績を残せていない。

 2024シーズンの人件費はJ1全体で12位の水準にあり、数字の上では残留も可能な戦力だったが、結果は18位で自動降格という厳しいものだった。

 J2降格にともない、ジャーメイン良(→サンフレッチェ広島)や鈴木海音(→東京ヴェルディ)といった主力を放出し、一定のコストカットを図ったと見られる。一方で、松原后や上原力也、川島永嗣らは契約を延長しており、予算を抑えつつも昇格を狙える陣容を維持している。

 磐田は現在、J2で8位に位置しており、J1昇格を狙える位置につけている。これまでもJ2に降格して3年連続でとどまったことはなく、這い上がるだけの力は備えている。

 とはいえ、目指すべきはJ1復帰そのものではなく、J1定着であるべきだ。2022シーズンにJ1最下位で降格した際のトップチーム人件費は約13億円で、当時のリーグ18位だった。

 2024年度の19億4800万円という人件費は、J1で継続的に戦うための“勝負の投資”だったと見ることもできる。それでも、クラブは再びJ2の舞台に戻ってきた。

 磐田が真にJ1にふさわしいクラブへと生まれ変わるためには、継続性と結果を伴った戦略が求められる。

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