「自分もそういう風になりたい」鳥海晃司が背中を追う特別な存在
また鳥海は開幕からパートナーである経験豊富なDF鈴木大輔と共に守備をまとめる上でも欠かせない存在になっているが、鈴木がリザーブメンバーに回った試合ではリーダーシップを発揮し守備を統率。チームに安定感と安心感をもたらしている。
「大輔さんは、常にポジティブな声をかけてくれますし、チームのことを考えてくれている。練習の雰囲気を作っているのも大輔さんだし、チームを良い方向にもっていこうとしているのも大輔さんの力が大きいので、それを当たり前にやってくれていると思います」と話すと、さらに「大輔さんが引っ張ってくれていますし、人間的にも素晴らしいし、自分もそういう風になりたいと思っています」と特別な存在となる兄貴分を慕う。
山場を1つ乗り越えた千葉だが、この後は3位・徳島ヴォルティス、5位ベガルタ仙台と昇格を争うライバルチームとの戦いが続いていく。
この先、ヒリヒリする激戦が待っていようとも勝利に飢える鳥海のスタンスは変わらない。
「リーグの上位陣を叩けば大きなアドバンテージが取れる。みんなチャンスだと思っているので勝ちにいきたい」
5年ぶりに古巣へ帰ってきた男は17年ぶりのJ1復帰以外の目標は眼中にない。
(取材・文:石田達也)
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