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明治安田J3リーグは第22節まで終了した。徐々に勝ち点差が開き、優勝争いと残留争いの輪郭が浮かび上がってきている。そんなJ3は、未来のJ1・J2を担う「原石」たちが眠っている舞台でもある。そこで今回は、今季のJ3で活躍し、今後のステップアップが期待される若手選手を紹介する。
※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は8月12日時点。なお、対象は25歳以下の選手とし、期限付き移籍中の選手は除外。
MF:菊井悠介(きくい・ゆうすけ)
生年月日:1999年9月17日(25歳)
所属クラブ:松本山雅FC
今季リーグ成績:22試合6ゴール3アシスト
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松本山雅FCの菊井悠介は、今季のJ3でトップクラスのパフォーマンスを披露している。実現する可能性はさておき、J1やJ2のクラブが「引き抜き」に動いても不思議ではないだろう。
現在25歳の菊井は、ヴィッセル神戸のアカデミー出身。大阪桐蔭高校を経て、流通経済大学に進学した。
大学時代には流通経済大学ドラゴンズ龍ヶ崎に在籍し、2020年には関東サッカーリーグ1部で6ゴールをマーク。得点王に輝き、ベストイレブンにも選出された。
そんな若きミッドフィルダーは、2022年に松本山雅の一員に。右足から繰り出される精度の高いパスとドリブルを武器に、ここまでJ3リーグ通算120試合に出場している。
注目すべきは、その高い攻撃性能だ。高いテクニックを駆使して攻撃のリズムを作り出し、ゴールを奪うことができる。
プロ1年目の2022シーズンはリーグ戦32試合に出場して2ゴールとまずまずの結果に落ち着いたが、続く2023シーズンはリーグ戦34試合で6ゴール10アシストと大爆発。昨季も好調を維持し、リーグ戦32試合で6ゴール10アシストと前年に並ぶ活躍を見せた。
そして、今季も止まらない。ここまでリーグ戦22試合に出場して6ゴール3アシストを記録。既に3シーズン連続のリーグ戦6ゴールを達成しており、キャリアハイとなるシーズン7得点が射程圏に入っている。
昨季は昇格プレーオフ決勝で涙をのんだが、今季も背番号10は覚悟を胸に戦っている。
ただ、現在チームは9位と昇格争いからやや後退。昇格を逃した場合、菊井の個人昇格は濃厚だろう。
