FW：西村真祈（にしむら・まさき）

生年月日：2001年11月3日（23歳）
所属クラブ：FC大阪
今季リーグ成績：17試合5ゴール2アシスト

　大卒2年目のアタッカーは、献身的なプレーでチームに欠かせない存在になりつつある。

　現在23歳の西村真祈は、セレッソ大阪の下部組織出身。トップチームへの昇格は叶わなかったが、関西大学を経て、昨季にプロサッカー選手の仲間入りを果たした。

　大学時代には関東学生リーグでアシスト王に輝き、天皇杯では思い出のあるセレッソとの対戦でゴールを奪った。ゴールへの鋭い嗅覚と、自信あふれるプレー判断は西村の真骨頂と言えるだろう。

　フィジカルを活かしてダイナミックにゴールを強襲する。特に左足から放たれる強烈なシュートは大きな武器だ。

　デビューシーズンとなった昨季は、リーグ戦19試合でピッチに立った。左膝外側側副靱帯損傷と左下腿腓腹筋近位付着部損傷でシーズン途中には戦線離脱を余儀なくされたものの、昨年9月に行われた第29節の福島ユナイテッドFC戦ではJ初ゴールを記録するなど、プロの舞台の苦楽を味わっている。

　やや不完全燃焼感の否めないシーズンとなってしまったが、今季は一味違う。

　西村は左サイトのアタッカーとして定位置を確保し、ここまでリーグ戦17試合に出場。5ゴール2アシストと、自身の強みである類まれな得点感覚を存分に発揮している。

　まだまだ粗削りな部分を残しているが、「ダイヤモンドの原石」の予感が漂っている。

　22歳という若さで、すでにJ3で高いレベルのプレーを見せている西村。今後、さらに経験を積むことで、より高いカテゴリーでの活躍も期待できるのではないだろうか。