亀田歩夢の“パネンカ”が再脚光

　J2リーグのカターレ富山の高卒ルーキーである亀田歩夢は、4月16日に行われた2025YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦の名古屋グランパス戦でループ気味のシュートでPKを決めている。スタンドのサポーターを驚かせたシュートが『スカパー！国内サッカー』の公式Xで20日に投稿され、再脚光を浴びている。

　流通経済大学付属柏高等学校出身の亀田は、2024年度の第103回全国高等学校サッカー選手権大会に出場し、チームの準優勝に貢献。2025シーズンから富山へ加入し、3月23日のJ2第6節サガン鳥栖戦でJリーグデビューを果たした。

　ルヴァンカップ2回戦の名古屋戦では、0-0で迎えた90分に途中出場。試合は延長戦で、両チーム1点ずつを奪う展開となり決着がつかず、PK戦に突入した。3-3の状況で5人目のキッカーを任された亀田はボールに向かうと、余裕を見せるかのようにリフティングを開始。外せば敗退の危機という緊張感のある中、強心臓を持つ高卒ルーキーは落ち着いていた。

　PKではゆっくりと助走を取ってからボールを蹴ると、ループ気味に浮かせる“パネンカ”を披露。プレッシャーのかかる状況だが、圧巻のテクニックでスタンドを沸かせた。結局、6-5で制した富山がJ1の名古屋から大金星を挙げている。