明治安田Jリーグは後半戦に突入している。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJリーグ全60クラブの今季の1試合平均観客動員数を集計し、昨季からの上昇率を計算。ワーストランキングとして、上昇率が低いクラブを紹介する。※データは6月30日時点。
1位:ザスパ群馬
本拠地:正田醤油スタジアム群馬
収容可能人数:1万5,190人
2024シーズン1試合平均:3,988人
2025シーズン1試合平均:2,831人
前年比:-29.0%
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ザスパ群馬は、2025シーズンの観客動員で深刻な減少に直面している。1試合平均は2,831人となり、前年の3,988人から29.0%減。これはリーグ内で最大の下げ幅となった。
最大の要因は、J2からJ3への降格にある。2024シーズンは大半を最下位で過ごし、ファンの期待を裏切る形となった。その影響は今シーズンにも及び、J3で14位と低迷が続く中で、さらなる観客減を招いている。
開幕戦のFC琉球戦には3,452人が来場し、1年でのJ2復帰を願うファンの熱意が感じられた。しかし、第5節のガイナーレ鳥取戦や第14節のアスルクラロ沼津戦では1,000人台に落ち込み、1万5,190人収容のスタジアムは空席が目立っている。
一方で明るい材料もある。第18節のツエーゲン金沢戦では「MAEBASHI PRIDE MATCH」と題したイベントを開催し、オリジナルトートバッグの配布などを実施。今シーズン最多となる6,397人を動員した。
ザスパ群馬はJ2で11位になった2023シーズンの平均観客数は4,121人だった。そこから2024シーズンは3,988人、そして現在は2,831人と、観客の関心が急速に薄れつつある。
ただ、イベントによる盛り上がりが示すように、地元の関心はまだ完全には失われていない。本質的にファンの信頼を取り戻すには、やはりピッチ上での結果が欠かせないだろう。
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