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1人の加入で激変!? Jリーグ、夏の移籍で救世主になった偉大な選手(5)圧巻の個人技!? 降格危機を救った男

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2025シーズンの明治安田Jリーグでは7月7日~8月20日にかけて第2登録期間が設置され、各クラブが即戦力の確保に勤しんでいる。Jリーグの歴史を紐解いてみると、この時期の移籍市場で新たにチームへ加わった選手が窮地を救ったケースが散見される。今回は、シーズン途中の加入ながら大きな存在感を示したJリーガーを紹介する。

FW:前田直輝(まえだ・なおき)


【写真:Getty Images】

生年月日:1994年11月17日
移籍先:松本山雅FC→名古屋グランパス
移籍日:2018年7月19日
移籍後リーグ戦成績:18試合7得点4アシスト

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 2018シーズンに名古屋グランパスの救世主となったのが、同年7月に途中加入を果たした前田直輝だ。

 同シーズンの名古屋は風間八宏体制の2年目にあたり、開幕前にはジョーやミチェル・ランゲラックといった現役代表クラスの外国籍選手を獲得して存在感を高めていた。

 だが、いざシーズンが始まってみると、チームはJ1リーグ第4節から第11節にかけて8連敗を喫するなど大きく低迷。大型戦力を有しながら、J1制覇どころかJ2降格が現実味を帯びる事態に陥った。

 業を煮やした名古屋は、“夏の移籍市場”で緊急補強を敢行。状況を変えるべく呼ばれたうちのひとりが前田だった。

 当時J2の松本山雅FCから個人昇格の形で名古屋に加わった前田は、7月22日のJ1第17節・サンフレッチェ広島戦(△ 0-0)で初出場。その後の全試合でピッチに立って、7得点4アシストと素晴らしい結果を残し、15位でJ1残留を決めたチームに大きく貢献した。

 前田は、その後も名古屋の主力として活躍。2019年12月にはシーズンを通しての活躍やファン投票をもとに決定される『グランパスランクル賞』を受賞し、2021シーズンにはYBCルヴァンカップ優勝という栄冠にも輝いた。

 ただ、途中加入ながら鮮烈なインパクトを残した2018シーズンこそが、名古屋における前田のハイライトだったと考えるファンは決して少なくないはずだ。

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【了】

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