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Jリーグ 4か月前

期待ハズレ…。2025 Jリーグ、新加入のガッカリ外国人選手5人。ここまで活躍できていないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アフメド・アフメドフ(ブルガリア)

清水エスパルスのアフメド・アフメドフ
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年3月4日
所属クラブ:清水エスパルス
2025リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト

 今年1月に現役ブルガリア代表選手の加入が発表された時、清水エスパルスのファンは期待に胸を膨らませただろう。類まれな得点感覚と味方を活かすチャンスメイク力が売りのアフメド・アフメドフは、持てる能力を清水に惜しみなく還元するものと思われた。

 だが、現実は期待とは程遠く、アフメドフの明治安田J1リーグ出場は9試合のみ。ゴールに絡むことを求められた遅咲きのアタッカーは、いまだゴールもアシストも記録できていない。

 身長は182cmとストライカーにしてはそれほど高くないが、アフメドフは屈強なフィジカルで相手ディフェンダーをねじ伏せることができる。身体の強さはポストプレーや鋭いドリブル突破の礎となり、対峙するDFからすればやっかいな選手だ。

 また、29歳にして代表初招集を受けた苦労人であるが故に、メンタルの充実度にも問題がない。

 それでも、キャリアのほとんどを母国ブルガリアで過ごしてきたアフメドフにとって、初挑戦となるJリーグへのアジャストは容易ではなかったのかもしれない。

 ピッチに立った時も周囲との連係が取れているとは言い難く、どこか浮いている印象を与えてしまった。先発した第15節の柏レイソル戦にて前半のみでベンチへと下がると、以降は一度もベンチに入っていない。

 初の日本でのプレーとはいえ、適応に必要な時間は十分にあったはず。ベンチにすら入れない状態が続いているということは、清水のチーム戦術と根本的なミスマッチが生じている可能性がある。

 ブルガリア代表の点取り屋は、爪痕を残せないまま清水を去ってしまうのだろうか。

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