14位:清水エスパルス
監督:秋葉忠宏
暫定順位:13位
成績:勝ち点「32」/得失点「-5」
2年ぶりのJ1復帰となった清水エスパルスは、波のある戦いが続いている。第5節まで無敗をキープした一方、5月は1勝1分3敗。6月の中断以降は、リーグ第24節・横浜FC戦の1勝しかあげられていない。
得失点はともにリーグ中位規模だが、夏の移籍市場で加入した新戦力に期待したいところ。浦和レッズから加入した高橋利樹は前線から激しくプレスに行ける選手で、パナマ代表FWアルフレド・ステファンスはここまで14分しか出番がないが、イスラエルやエクアドルでの実績は十分だ。
そのタイミングで台頭してきた若手の存在も特筆すべきだろう。熊本県立大津高等学校を卒業し、今季からチームの一員としてプレーする嶋本悠大が、リーグ第25節・サンフレッチェ広島戦から3試合連続でスタメン起用されている。
広島戦でフル出場を果たした嶋本は、ドリブルやクロスを果敢に試み、80分にはシュートも打った。10代の選手として随所で可能性を放ち、得点には繋がらなかったがスケールの大きさを示していた。
新戦力ではないが、彼のような若手の台頭もチームにとっては重要だ。その意味では、嶋本と同年代のユース出身MF西原源樹にも期待が集まる。
